急上昇の米国株!今が底なのか?オニールの相場師養成講座から徹底分析!
初めにお伝えしたいのがこの本は、ウィリアムオニール氏がドットコムバブルが崩壊した後に記した本で、ドットコムバブル崩壊のような大相場の時にどう動けばいいのかが詳細に書かれていることだ。
その中でも今回は市場全体の方向性を見きわめる方法について紹介する。
なぜ、株式市場全体の方向性が見きわめることが大切なのか?
それは、全体が下方へ転換すると皆さんの持っている株の4つに3つはその素性やそれまでの勢いに関係なく下落するからである。
このことは今回の下げを経験した皆さんなら痛いほどにわかることであろう。
本書で「はじめに」として記されている株の大原則を一つご紹介する。
- 株は、下げているときでなく、上げているときに買う。
そして今はその株式全体が上方に転換した時なのか
つまり、買い時なのか本書を参考に調べたいと思う。
相場の底を見つける方法
重要なことを私なりにまとめたので、こちらを見てもらいたい。
- トレンドが下げから、上げに転じたと確信できるのは反発が4日間続いてから
- 出来高が急増し、一つ以上の主要指数が大幅に上昇した場合、それは上昇1日目から始まった反発の「確認=フォロースルー」
- フォロースルー日は鍵となる市場指数が前日とその一日平均より、多い出来高を伴って1.7%以上の決定的な幅で力強く上げている日
- 大切なのは1日や2日の上昇に騙されないこと※実際に上昇に転じそうな局面が何回もあった時でも、有効なフォロースルー日が一日も無かったベア相場(一つの主要平均が18~20%下げた相場)が2~3回あった。
- 新たなブル相場がフォロースルーなしに、始まったことはない
- フォロースルーは反発の4~7日後にやってくる。
つまり、相場が底を打ったか確認する一つの方法は、フォロースルー日を見つけることただ一つなのだ。
こちらはNYダウのチャートだが、現在は上昇4日目にして上昇が+0.1%と未だフォロースルーは確認できない。
こちらはNASDAQのチャートであるが、昨日は出来高が足りていないのでフォロースルー日とは言い難い。さらにまだ、上昇3日目なので明日以降に注目である。
こちらはS&P500のチャートであるが、前日比+1.7%を超えていないのでフォロースルー日ではないといえる。
まとめ
現在は、NASDAQは上昇してから3日目なので、上昇トレンドに転換したと断定するには時期尚早である。
また、NYダウ、S&P500を見ても、フォロースルー日とは言い難いので
結果まだ、買いに入るのは早すぎるという結論に至った。
NASDAQは明日から鬼門の上昇4日目に入るので明日以降フォロースルー日が見られれば確実にオールインしたい局面である。
多くのインフルエンサーが「買い」と叫んでいるが自分の信念と価値観をもって判断してほしい。
私は本書に従いフォロースルーが確認できるまで、行動しない。
今は相場を張るのが非常に難しい時期であるとともに、初心者の方にとって多くのものを学ぶ機会になることは間違いない。
この難しい相場を自分の感覚で乗り越えることで得られる経験値は多いはずなので、是非、人の意見でなく、自分の意見で行動してもらいたいと思う。
初心者にお勧め絶対に読んでおいた方がいい本➡オニールの相場師養成講座