【株初心者】金利とは何か、金利と株の関係について
2021年3月6日(土曜日)
一週間の振り返り(3/1~3/5)
まずは、今週一週間を振り返っていきましょう。
月曜日に$ZMの決算があり、大変良い決算をたたき出してくれました。
火曜日には急騰した$ZMですが、
水曜日にはズブズブ下がっていきました。
木曜日にはパウエル議長のQ&Aがあり、長期金利が爆騰しました。
金曜日には非農業部門雇用者数が予想の約2倍の結果を出して、またまた長期金利が急騰しました。
NASDAQ NYダウ
10年債利回り
今週は金利の上昇がなんと+11%と大変な週でした。
金利が上昇するとやはり影響を受けるのがナスダックですよね。
NYダウの方は一週間を通してほとんど変わりはないですね。
やはり、リオープニング銘柄が強いのでしょうか。
昨日の大幅な上昇の要因はやはり、景気の回復期待による買いでしょうね。
特に、昨日の雇用統計の数字はリオープニング銘柄の再雇用によるものだったので好感されたのでしょう
金利とは何か
それでは本題の金利とは何かについて解説したいと思います。
そもそも金利って何?
第一に、金利とはお金を貸してもらう時のレンタル料だと思ってください。
レンタカーを借りる時にもレンタル料はかかりますよね?
それと同じ感覚で大丈夫です。
短期金利と長期金利の区別は返還期限が1年を境に区別されているが
基本的には株式の世界では長期金利とは米国10年債利回りのことを指す
金利はどういう基準できまるのか
例)1枚100円の2年債があり。この債権は年利1%だとします。
すると当然、2年後に100円が返還され、1年ごとに1円が利息として付くので2年で2円
100円→100円(キャピタルゲインは0円)
0円→2円(インカムゲインは2円)
合計 100円→102円(+2円)
次に、同じ債権を98円で買ったとすると
98円→100円(キャピタルゲイン2円)
0円→2円(インカムゲインは2円)
合計 98円→102円(+4円)
つまり一年あたり、2円の収益が得られる債権を98円で買ったので利回りは約2%に上昇しまた。
つまり、
債権が売られる(債券価格が下がる)と金利は上昇し、
債権が買われる(債券価格が上がる)と金利は下降する
といった仕組みなわけです。
金利と株の関係
よくじっちゃまやジムクレーマー、ほかの投資家たちが金利金利!!と騒いでいますよね。これはなぜなのか解説したいと思います。
まずこの式をご覧ください
利益
理想株価=―――――――――――――――――――
この式はとっても大事なので絶対覚えてください。
この式を見てわかる通り金利は分母なので値が大きくなるほど、理想株価は下がってしまいます。
逆に、成長率が上がると分母は小さくなるので理想株価は上がります。
また、利益は分子なので利益が大きくなると理想株価も大きくなります。
まとめると、
理想株価は成長率・利益と相関
市中金利とは逆相関 の関係にある。
なんで金利と株(特にハイパーグロース)は逆相関の関係なの?
皆さんが一番気になっているであろう疑問にお答えします。
金利が低い状況(不景気)で特に成長している株がハイパーグロース株と言われるわけです。
金利が上昇(好景気)になると物・サービスがよく売れるので、ほとんどの企業は成長します。
なので、わざわざPERの高いハイパーグロースに投資しなくてもよくなる。
よって、ハイパーグロースが売られ、バリューが買われるようになる。
というわけなのです。